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いつクリはてブロ

いつになったらクリエイティブするの?

冬コミ(C85)を振り返って

ずいぶんと遅くなってしまったが、冬コミ(C85)の反省・感想を書こうと思う。

執筆と入稿

もちろんオフセット本で出すつもりでしたがダメだった。
というか結局書き上がったのが当日の朝4時頃だったので、いい加減にした方がいいと思う。
コピ本を作るにしても、前日にキンコーズに行くことができれば大分余裕が生まれた。
オフセで会場搬送してもらって、当日会場に行くだけという参加、どれだけラクで贅沢なのか、一度味わってみたい。


限界ギリギリの勝負だったことによる収穫がひとつだけあって、自分の執筆速度の限界である。
大体前日だけで14000文字程度。平常時であれば一日10000文字がいいとこ、ということになる。
それにしたってかなり死にそうになりながらだから、1日やると最低でも一週間は充電期間が必要だろう。
つまり習慣的に続けるならば4000字程度にしておくのが良さそうだ。
締め切り前日の1日だけしか修羅場モードを発動できないことを考えると、文字数で考えて原稿量と執筆時間の逆算ができる。
スケジュール通りに行かないのはいつものことだが、それでも前例に基づいた具体的な指標が得られたわけだから、以降の機会にはきっと役に立ってくれるはず。

当日朝の行程

当日の執筆終了から会場までの動きは大体こんな感じ。
4:00 原稿書き終わり
6:00 印刷用組版終わり
7:30 印刷終わり、電車に乗る


徹夜で、前の日もほとんど寝てない状態だったので、よく生きて帰って来れたと思う。
これが地獄と呼ばれた夏コミ(C84)だったら間違いなく救護室行きだっただろう。


毎回トラブルが発生するのが組版である。
普段ワープロソフトに慣れていないので、縦書きでノンブル付けて印刷用に並べて……という作業が意外と時間がかかる。
そして追い詰められていると往々にしてそういう作業に必要な時間を短く見積もりがちである。
今回は何故か縦書きなのに文字が横書きのまま(90度回転)になるという謎のトラブルが起き時間を食われた。
時間が無く焦っていると些細なトラブルがなかなか解決できなくなってしまうものだ。
このとき焦りがピークに達して机を台パンして手伝ってくれていた友人たちを怖がらせてしまったりした。反省。


救いの手を差し伸べてくれたのはセブンイレブンのコピー機だった。
正直その時点でサークル入場は諦めつつあったのだが、セブンイレブンのコピー機は、複数ページのpdfをデータ入力するだけでホチキスで中綴じできるようページを自動で組んで印刷してくれるという神機能があるのである。


今話題のセブンイレブンのコピー機の小冊子印刷をやってみました - Togetterまとめ


そのときになって初めてその機能を発見したのだが、これのおかげで製本作業がかなりラクになった。
従来の印刷だとページの並べ替えという面倒な作業があるが、それをスキップできた。ホチキスで止めるだけというのはスゴイ。
他の店でもできるのかな?
1軒目のセブンイレブンでは紙詰まりを起こしてしまい
「これは業者呼ばないと対応できないのでお引き取りください」
と言われてすごい顔になったが、諦めず即座に2軒目に行く決断をできた自分を褒めてあげたい。


印刷はほぼ自動でやってくれたので(手動なのは用紙の補給だけ、それも店員さん任せだ)、その間に人員調整を行った。
サークルチケットを誰に渡して、当日どう動くかをTwitterや電話、メールを駆使して伝達。
これも反省点なのだが、ギリギリまで執筆してる人間が連絡係をやるのは明らかに間違っていた。
当日どう調整するか、という作業は必ず発生するので、連絡係を明示的に誰がやるか決めておいた方がいいと思った。
あと、サークルチケットが手元にあったのもかなり危険度高かったので、次からはあらかじめ配っておきたい。


土井ヴぃ@ゆ活もの あんこーる(@vivit_jc)/2013年12月30日 - Twilog
土井ヴぃ@ゆ活もの あんこーる(@vivit_jc)/2013年12月31日 - Twilog
精神的に辛かったり締め切りが迫っているときは、これを読むと元気が出てくる。

スペースに着いてから

スペースに着いてからは大したことはなくて、ただいつも通りに用意して本のホチキス止めをこなすだけだった。
モバマス蘭子ちゃん島だったのに、周りが艦こればかりだったので、ソウルジェムが濁りまくったけれども。
小説のコピ本をコミケで売るというのがそもそも難しくて、案の定全然売れなかったので、知り合いを待ち構える蜘蛛の巣のようなブースになっていた。
何年もお会いしていない大学の先輩に訪問していただいたりしたので、それはそれで良かったのかもしれない。
差し入れに「横鎮(横須賀鎮守府)限定の希少本だよ!」と、横須賀基地のカレンダーポスターを渡されたのは嬉しかったです(?)。

購入者としてのコミケ参加

新刊一部くださいという超便利なwebサービスがあって、当日もそれを使ってサークルを回った。
動き出したのが遅かったので、完売してるサークルさんがかなりあった。人が多いなか歩くのはしんどい体調だったので仕方がない。
それでも挨拶回りはちゃんとできて、大体満足する程度には財布をスカスカにしたので、後悔は無い。
いつもは東しかうろつかないのだが、今回は(よせばいいのに)西まで足を伸ばしてみた。
目的は『(A+1)R』(エープラン)の紙袋だったのだが、あの辺りには自作のゲームやガジェット、それに関する本がたくさんあったので、なかなか興味深かった。
コミティアの雰囲気に近いかな? 東の成年向けは結構殺伐としてるイメージなので。
東から西に行くのは簡単だったが、西から東に行くのに外に出て大回りしなければならないことを知らず、30分くらいかかったのが本当に辛かった。

本の内容

小説の内容としては、削った部分がたくさんあるとはいえ、かなり満足している。
今までは満足いかない出来のまま本にして出したり、途中で放り投げたりしていたので、本格的に完結させたのは初めてかもしれない。
とはいえ、序盤がパシフィック・リムの如くダイジェスト状態になってしまったのが心残りである。
蘭子ちゃんの初体験とか、徐々に快楽に目覚め、のめり込んでいく過程をねっとりと書きたかった*1


樋口陽介先生に描いていただいた表紙絵と挿絵はとてもとても良かった。
本編のしっとりとしたイメージによくマッチしている。
官能小説というよりは絵本や詩集といった絵柄で、少し申し訳ない思いだ。
あと、淡い色使いなので、コミケのブースに置いておくには物足りないかなと思った。
偏見かもしれないが、コミケの成年向けは血走った獣たちの場なので、濃い色使いの方が目に付きやすい。
オンリーなどもっと小規模のイベントの方が相応しかったかもしれない。
本当に素晴らしい絵なので、オフセ本に出来なかったのが悔やまれる。オフセでの発色を見てみたい。


というわけで、多分オフセット版を多分オンリーか何かで出したいと思っております。

総括

不参加、または新刊ナシ状態での参加を回避できたので、最低限の達成条件は満たした。
というか、普通にちゃんと本出せたので充分だと思う。
こうしたかった、こうすればよかったというのはたくさんあるけれども、そういうのはどうやったって湧いてくるし、きりがない。
そう考えると及第点だったのではないかなと思う。
次に持ち越せるものがたくさん得られたので、この調子でやっていきたい。


↓ちなみにこんな感じの本でした

*1:そういうのが好きなんです