Twitterではあまり話題に上げることはありませんが、私は「留年コンサルタント」を自称しておりまして、お仕事の依頼はいつでも受け付けております。
この話をするのは大体酒が入ったり中華テーブルを囲んだときなのですが、ネット上のどこかにも書いておいた方がいいかなと思い、改めてまとめる次第です。
留年コンサルタントとは
留年コンサルタントは、「留年(退学)しそう、あるいは留年(退学)してしまった場合に行っておくべきことや、今後の人生設計に関して助言や相談を受け付ける」役割を持つ者のことです。
留年コンサルタントは留年や退学に関して豊富な知識や経験を持っており、家族や大学教員・職員より身近で接しやすい相談相手を目指しています。
留年コンサルタントの概念はけんぼーさんが最初に提唱し、それに賛同した者は自由に名乗っていいことになっています。
けんぼーさんと私の他に、寺田海月さんも留年コンサルタントとして活動しています。
身近な相談相手として
当たり前の話なのですが、留年はしないに越したことは無いし、私たち留年コンサルタントも積極的に肯定することはありません。
しかし、「絶対に留年しない」のは不可能なこともまた事実です。
「何かの弾みで留年した」、あるいは「気が付いたら留年せざるを得ない状況になっていた」というケースは皆さんが考える以上に実在します。
そんなときに困るのが、周りの相談相手は誰もが正論・一般論でしか返事が出来ないことです。
それもそのはず。なぜなら彼らは留年したことが無いのですから。
実際に留年を経験した者として、より近い立場で、悩みを抱える学生の相談相手になることが私たちの使命です。
精神的苦痛を和らげるクッション的存在になりたい
留年の危機が迫ると、強大な挫折感と自己否定感により多くの学生は行動不能に陥ります。
両親に伝える、講師にコンタクトを取る、大学事務室で手続きを行う、などの行動はどれもひどい精神的苦痛を伴い、容易く行うことはできません。
しかも、それらを先延ばしにすればするほど後でさらに辛くなるという負のスパイラル。
冷静でいられるはずもなく、極端な場合は凶行に走ったり自殺を試みる場合すらあります。
そのような追い詰められた局面において、留年コンサルタントはできるだけ苦痛が少なくて済むように助言を行います。
一人でも多くの学生が困難を打開し、よりよい方向へ向かうことができれば、それほど嬉しいことはありません。
具体的な相談内容
具体的にはこんなことについて助言を行っています(実例中心)
- 履修計画
- 必要単位数の計算
- 履修・進級の特別措置の説明
- 教授へのゲザり方
- 両親にどう説明したらいいか
- 休学手続きの方法
- 休学中の生活
- 退学後の進路
中には「普通に事務室行って聞けばいいだろ」という内容もありますが、なにしろ上記の通り自己否定感に支配されているので、「そんなこと聞いたら怒られそう」という気持ちがありなかなか行きづらいものです。
実際には事務室で怒られることはあまり無い*1のにも関わらず、です。
事前に内容を知っていれば、安心して諸々の手続きを行うことができます。
まとめ
大学生活、特に留年や退学などについて悩みを抱える方は、お気軽にご相談ください。
留年コンサルティングはボランティアなので無料です。
*1:たまに怒られることもあります