いつクリはてブロ

いつになったらクリエイティブするの?

実録24時過ぎ シンデレラの確定申告〜ギリギリ書類提出の限界はどこか〜

この記事のまとめ

  • どうしても当日消印が必要な場合は24時までやってるゆうゆう窓口に行こう
  • ギリギリになっても大丈夫なように情報収集をしよう
  • 「そもそもギリギリにならないようにしろ」んなことは分かってんだよ!!!!!

人はなぜギリギリになってしまうのか

企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても郵便局や当日消印有効が消えてなくなる程情報化されていない近未来であるところの2019年ですが、今年も確定申告をやってきました。
私は税理士さんに頼むほど処理が大変ではないので、いつも国税庁webサイトの確定申告書等作成コーナーにて書類を作った後、それを印刷して郵送する方法で毎年行っています。
そして、これを読んでいる皆様なら既にご存知の通り、私は森羅万象あらゆる締切、期限、時間に関する約束についてルーズであるため、書類の提出も極めてギリギリになってしまいます。

しかし、だからといって私以外の全ての人々が時間に余裕をもって確定申告をしているのでしょうか?
あるいは、交通事故と全く無縁であることが不可能であるのと同様に、自分以外が原因でたまたま時間に余裕がなくなってしまうことは、誰にだって起こり得ることです。
そういうわけで今回は、何らかの理由でギリギリになってしまったけど、何とか今日の日付のスタンプの付いた封筒を郵便局に預ける必要があるという場合にどうすればいいかを記事にまとめることにしました。
いつかどこかで皆様のお役に立てれば幸いです。

答:ゆうゆう窓口

あまり勿体ぶることでもないので先に答えを書いてしまうと、ゆうゆう窓口です。
大きめの郵便局にしかないので、もしかすると存在自体を知らない方もいるかもしれませんが、ゆうゆう窓口はいわゆる時間外窓口のことで、郵便物の差し出しや受け取りを行ってもらえる窓口です。
郵便局の通常の営業時間はせいぜい遅くて19時で、それ以降にポスト等に投函しても消印は翌日になってしまいますが、ゆうゆう窓口で差し出しすればその場でその日のスタンプを押してもらえます。
また、確定申告については当日消印有効なので、期限内に投函さえできれば期限内申告になります。
つまり、24時まで開いているゆうゆう窓口から差し出す、というのが確定申告のギリギリ限界ということになります。

確定申告に限らず、「当日消印有効で郵便物を送らなければならない」というシチュエーションは案外あるものです。*1
なので以下のような記事で遅くまで開いているゆうゆう窓口を把握しておけば、いざという時に身を救ってくれます。

https://masatoshihanai.com/24-hour-post-office/masatoshihanai.com

実際にギリギリトライする時の注意点

とはいえ、実際にギリギリに挑戦する場合にはいくつか注意しなければならないことがあります。
ひとつは、「窓口の取扱時間の変更」です。
こんにち、郵便局を取り巻く状況は変化し続けています。

https://mainichi.jp/articles/20181117/k00/00m/020/122000cmainichi.jp

ゆうゆう窓口もこの変化と無関係ではなく、いつの間にか終了時間が早まっていたり、年中無休ではなくなっていたりします。
特に確定申告の場合は毎年1回なので、「去年は22時に行って大丈夫だったから今年も大丈夫だろう」と思って行ったら21時で終了に変更されていたなど、前年の経験がかえって仇になる場合もあります。
実際に行く郵便局の取扱時間を事前に郵便局公式サイトで確認しましょう。
また、ゆうゆう窓口は平日と土日、祝日、祝日の前日などで取扱時間が変わることもあるので、投函日と曜日の配置も含めて確認する必要があります。

もうひとつは「心の余裕」です。
逆説的ですが、時間が無い時こそ、心の焦りに負けず、確実にやるべきことをやる必要があります。
例えば、ゆうゆう窓口で投函するために普段行かない郵便局に行こうとしたが道を間違えた、などがあっては台無しです。
また、確定申告期限当日のような日はゆうゆう窓口にはテーマパーク並の長い行列ができます。
しかしそれを見ても諦めて引き返してはいけません。
その列に並んでいる限りは、たとえ24時を過ぎたとしても、当日(前日)のスタンプを押してもらうことができます。
列を見て断念する人や、並んでる途中に諦めて立ち去る人を実際に何人も見ました。そのまま並べばOKだったのに……心の焦りが早合点を呼び込んでしまうのです。

ただし、さすがに日付が変わってから並び始めてもダメのようで、日付が変わると職員の方により「今から並んだ方は翌日(当日)の消印となります」と無慈悲な宣言が行われていました。

さらに準備が出来ていれば

ゆうゆう窓口は24時まで受付してもらえますが、長蛇の列ができている場合は30~60分ほど列に並ぶことになるかもしれません。
その場合、投函には間に合っても終電には間に合わないなど別の問題が起きてきます。
そんな場合は先に切手を買っておきましょう。
実はゆうゆう窓口横(局内)のポストであれば、24時までに投函できれば当日のスタンプが押されるようです。
切手はコンビニでも買えるのでコンビニで切手を購入しゆうゆう窓口横ポストに投函、とすると列に並ばずに済むことになります。
ここで注意したいのは、適切な切手の額がわからないまま投函することになるということです。
一応、不足しないように十分切手を貼ることでゴリ押しはできます(後日、過払料金の返還請求も可能です)。
また、ポストでは簡易書留等にすることもできないので、試験の願書等、簡易書留が指定されている場合はこの方法は取れません。

確定申告の場合は税務署の時間外収受箱も選択肢に

確定申告の場合は税務署の時間外収受箱(ポスト)に直接提出するという方法もあります。
通常、税務署は17時で終了しますが、時間外ポストであればそれ以降でも翌日扱いとなりません。
また、この場合は翌朝に職員が回収するまでが当日(前日)扱いになるので、夜明け頃(30時頃)までに提出すれば間に合うということになります。
さらに、税務署は通常土日は休みなので、2019年のように期限最終日が金曜の場合は、土日を挟んで月曜早朝までに提出できれば間に合う可能性があります。
……ただしこれはグレーゾーンで、実際に職員の方がいつ回収するかはわからないので、やっぱり24時までに提出するのが良さそうです。

本当はギリギリじゃない方がいい

「あと10分早く始めていればこんな苦労しなくていいのに」ということは毎日あります。
そんなことは誰に言われなくても自分がよく分かっているのです。
しかし悲しいかな、体に染み付いた習慣はなかなか捨て去ることが難しく、確定申告は今年もギリギリの提出となりました。
(去年は日暮れ前に提出できたので退化しています)
この記事も本当は恥ずかしく情けない内容なのですが、ひとつだけ誇れるとしたら、この内容がどこかの誰かに役に立てるかもしれないということなのです。
少しだけ先述した通り、ギリギリになった時、人は何とかなる方法があっても案外諦めてしまうということが、この歳になって分かってきました。
諦めて時間を延ばすのも確かに方法の一つです。しかし、自分の持つ情報を増やすことで、諦めず、誰かに迷惑を掛けることもなく間に合わせられるかもしれないのです。

最後に

いつも期限ギリギリ(どころかオーバーしている)になって迷惑を掛けている皆様、申し訳ありません。
一生かけてひとつずつ改善していこうと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

*1:コミケのオンライン申し込みも普及したのはここ10年くらいで、それ以前は郵送だったわけで