「LINEやめとけ」はやめとけ
今回のまとめ
自分で使わないことを選ぶのはいいんだけど、ろくに情報収集もしないで触れ回るのはパニックの元凶だしカッコ悪いので止めようという話。
※この記事はLINE擁護が目的ではありません
「LINE使わない方がいいよ」って周りに言って回るタイプの人
たまに目にします。
幸い自分の身の回りにはいないのですが、Twitterで「LINE止めとけって言ったったww」みたいなこと書いてたり、なんかRTが回ってきたりします。
啓蒙するのはまあ、悪いことではないんですが、具体的な行動に移すということは何か確証があってそうしてると思いきや、そうではないんですね。
大抵聞きかじった程度の知識しか無いわけです。
その手の人がよく引き合いに出す「使わない方がいい」理由とその反論は以下。
アドレス帳にある他人の連絡先がアップロードされる
オフにできる機能とはいえ、LINEをLINEとして使う上でこれは事実ですし、抵抗感を覚えるのも無理はありません。
ここから発生する以下の問題も同様です。
しかし、ひとつひとつを見ると???といった感じがしたのです。
アドレス帳の解析によりプライバシーが侵害される
詳しくはこんな感じ。
知らない人が出てくるLINE「知り合いかも?」の仕組みと使い方、解説まとめ - NAVER まとめ
これについては、機能をオフにする、ブロックするなどの手段で対応することができます。
相手が原因で起こることについては自分で防ぐことはできませんが。
これを知った上で「LINEやめとけ」って言ってる人、どれくらいいるんでしょうね?
使ってる人さえ大半が知らないのにね。
アップロードされた個人情報が漏洩するかも
漏洩する危険性の無い個人情報って何なんだ、と思うんですが。
個人情報漏洩 - Wikipedia
LINEを避けただけで個人情報が守れると本気で思ってるんですか?
個人情報が売り渡されるかも
企業に対する誹謗中傷ですねえ。
というかどこでもやってると思いますけど
LINEを避けただけで(ry
だって韓国企業だし
LINEは企画から運営まで日本法人がやってますし、アジアを中心に世界中で使われているようです。
もちろん韓国国内でも使われています。
反日がどうとか言うために何でもダシにするんですね。
パニックの元凶
というわけで、「LINEやめとけ」という動機は大体次のようにまとめることができそうです。
- 他人の連絡先がアップロードされるという不安
- 新しいものを叩いて情強(笑)気取り
- 韓国ガー反日企業ガー
これらの人々に共通して言えるのは、「特にしっかりと情報収集を行うことなく触れ回る」ことだと思います。
そしてこれ、典型的なデマ・パニックの元凶ですね。
トイレットペーパー騒動 - Wikipedia
豊川信用金庫事件 - Wikipedia
この手の人はLINEだけではなく、ネタがあれば同じような動機から同じような行動を起こすことが多いです。
明らかに自分より物を知らないだろう中高生に対してご高説を垂れているのを見ると本当に虫唾が走りますね*1。
心当たりのある人は、もうちょっと慎重になるべきです。
どうしてもLINEをdisりたいなら、ひろみちゅ先生レベルまでいかなくとも、しっかり情報収集した上でそれをまとめて資料として公開しましょう。
逆に周りの人が「LINEやめとけ」と言ってきたなら、何か社会的不安や騒動が起こったときにパニックを構成する一員となる可能性があるので、そういう風に接した方が良さそうです。
別にLINEを擁護したいわけじゃなくて
私も個人情報をアップロードすることに気味悪さを感じますし、何より使う必要が無いので、LINEは使っていません。
LINEを擁護するつもりもありません。
ただ、TwitterなどミニブログやSNSが発達してきて、脊髄反射的に何にでも言及できて、それがあっという間に拡散されるという世の中になりました。
だからデマやパニックも起きやすくなってきて、その元凶になり得る「LINEやめとけ」タイプの人もちらほら見かけます。
そういうことに気をつけたい、気をつけましょうということで記事を書きました。
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類似する商品やサービスのうち1つに気をつけても仕方ない、いろんな情報を収集すべき、という考え方を私はこの本から学びました。*2
もう10年以上前のことになります。
一昔前と比べて、情報収集は圧倒的にやりやすくなりました。
脊髄反射しそうになったら、その前にもう少しぐぐってみましょう。