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10/25ゲーム会で遊んだゲームまとめ

感染症の流行のため、長い間ボードゲーム会というものに参加しなかった。
ボードゲームは3密の最たるものであり、ゲームマーケットも中止になり戦利品を遊ぶということもない。
それでも、秋のゲームマーケットは開催されることになり、その準備も兼ねてゲーム会をやろうということになった。
今年に入ってからもネット対戦は数多くやったが、対面でのプレイは本当に久しぶりだったのと、今回はそれぞれ別のタイプのゲームを遊ぶことができてとても楽しかった。
別のタイプのゲームというのが重要で、ネット対戦だといつもやるゲームが同じになってしまうので、いい刺激になった。
今回はせっかくなのでプレイした4つのゲームの概要と感想をまとめていくことにする。
なお、この記事はゲーム紹介というよりは備忘録の役割が強いため、ゲームを知らない人にはわかりにくいと思われる。あらかじめご了承いただきたい。

ディシプリン

プレイヤーは魔法学園の教師となり、一人12人の生徒を受け持つ。6ラウンドx3年が経過するまでプレイヤー全員の生徒の卒業人数を最大化することを目指す協力ゲーム。各ラウンドではランダムに選ばれた生徒にストレスが溜まっていき限界を超えると休学する。また、ストレスが増える際に周りの座席の生徒にストレスを拡散させることがある。年に2回、各クラスで生徒1人にトラブルが発生するのでプレイヤー全員で話し合い、1人だけ無効にすることができる。

良かったところ

生徒48人ひとりひとりにトラブル発生用テキストが用意されている。「寮で魔獣をこっそり飼っていたのがバレる」「身体が弱く出席不足で単位が足りない」「友人たちが恋愛関係にあることを漏らしてしまう」「禁断の書を読んでしまい精神がヤバい」など内容は多岐に渡る。これらはゲームには全く関係ないが、雰囲気の演出として非常に強みがある。

好みでなかったところ

生徒のステータスの変化がほぼ運任せでプレイヤーが介入できる範囲を大きく超えているので、大抵の場合為す術もなく生徒が脱落していく。もう少し何とかする方法がほしかった。

7wonders+拡張:艦隊

プレイヤーは世界の七不思議を1つずつ担当して、その建設を目指す(建設が完遂するとは言ってない)。1,2,3世代の計3回、7枚のカードをドラフトしながら、その場で全員同時にカードを使用していく。カードはそれぞれ施設を表しており、生産、経済、軍事、勝利点、科学タイプがある。拡張は船ボード(トラック)が追加され、軍事、経済、勝利点、科学カードをプレイした際に追加の資源を払えばそれに対応するトラックを進むことができる。トラックを進むごとに追加効果を得られる。

良かったところ

バニラでも充分面白いものの些かシンプルなゲームだった。この拡張でいい具合に面倒臭さが追加されオタク好みになった。

好みでなかったところ

特になし。強いて言えば、5人以上でやりたいゲームだが人を揃えるのが大変なことくらい。

宿命の旅団

プレイヤーは冒険者たちのそれぞれの特技を生かして、リソースを集めつつ宝物を集めることを目指す。1ラウンドは9枚の冒険者のうち4枚を選び手札として持ち、順番にプレイしていく。冒険者のプレイは2種類あり、「名も無き」冒険者としてプレイすると直ちに効果を得られ、「伝説の」冒険者としてプレイするとより多くの効果を得られるものの、効果を発揮するのに1周待たなければならない他、他のプレイヤーが同名のカードをプレイすると無効化されてしまうリスクがある。4ラウンド行い宝物の勝利点の合計を競う。

良かったところ

シンプルさと展開の多様さがいい具合に両立されている。読みと判断力が要求されるのもオタク好みポイント。

好みでなかったところ

読みを外すとカードが無効化されリソースが全く得られないので「は?(威圧)」となってしまう。ラウンド数が少ないのも相まって、無効化されるカードが増えるほど虚無感が場に満ちてくる。とはいえ、無効化のリスクが読みの楽しさを担保している構造なので「こうだったらいいのに」という点ではない。

アイカツ!目指せNo.1 アイドルオーディションゲーム

すごろく形式のゲーム。ゲーム終了時の獲得ファン数を競う。すごろくのマス目にはカードを得たりオーディションを受けたりするものがあり、オーディションに合格するとファン数が増える。オーディションでは、持っていると有利になるコーデ(衣装)カードや数値が毎回指定される。また、オーディションは自分の他に任意のプレイヤーと一緒に参加することができ、参加した全員がファン数を増やすことができる。最初にゴールしたプレイヤーはファン数大幅増の特別オーディションを受けられる。

良かったところ

女児向けのすごろくゲーと油断していたが、オーディションのシステムは周りのプレイヤーが持っているコーデやファン数が強く関わり、ネガティブ要素の無いインタラクションとして高い完成度である。また、クイズマスのクイズはファッション用語や英単語など、オタクでも知ってる/知らないが分かれる絶妙なラインを突いており、場の盛り上がりにかなり貢献する。

好みでなかったところ

今回のゲーム会で一番盛り上がったゲームだが、腕前に向上の余地が無いので残念ながら2回目はないだろう。ただ、もし自分が女児で誕生日にこのゲームを買ってもらっていたら、毎日家族を付き合わせようとしてぐったりさせただろうことは間違いない。