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いつクリはてブロ

いつになったらクリエイティブするの?

オンラインMegaCivilizationプレイレポート アッシリア編

ゲーム レビュー

2016年5月15日、オンラインでMegaCivilizationをやろうということで7人集まり少しずつ進めたプレイが昨日ようやく終わったので、忘れないうちにプレイレポートを残しておこうと思う。とはいっても4ヶ月超のプレイのうち大半は当然忘れている。事実と食い違いがあるかもしれないがご容赦いただきたい。

オンラインMegaCivilizationはインターネット上にボードを再現し、それを動かしながら遊ぶという形式である。現実でプレイするのと違うのは時間の制約がかなり緩くなる点と、チャットを通して会話するために秘密外交がやり放題という点である。最初の一日は全員集まってプレイし、その続きは誰かがターン内行動をする→全体チャットで報告→次の人が行動するという形式で進行したため、ゴールまでそれなりに時間が掛かってしまった。しかし、日々の中でゆっくり少しずつプレイするというのもまた心地の良いものだった。現実のMegaCivは体力勝負なので。

マップは西側、参加人数は7人。文明はミノア、アッシリアカルタゴヒッタイト、ローマ、ヘラス、エジプト。ケルトとイベリアは封鎖された。筆者はアッシリアでプレイ。アッシリアはゲーム外領域を背にしており外海との接続も限られているためヒッタイト、エジプトが良き隣人でいてくれればさほど難しい立地ではない。
文明進歩は最序盤にエジプトとの抗争があったために工学を取得したのを起点とし、橙と緑に絞った。後述するがもう少し橙に寄せて取得した方がもっと早くレベル3進歩に到達できたという反省がある。また、アッシリアは土地柄《農業》のうまみがあまりなく、どちらかといえば《建築》や《都市様式》の方が嬉しい立地だが、色を絞った関係で取得した《農業》が活きなかったばかりか災害増幅で痛い目を見たので、反省点である。

序盤

各国順調な滑り出しの中、アッシリアは都市数で遅れを取ることとなった。隣国エジプトと接する都市用地密集地帯がエジプトに取られてしまったためである。そのためアッシリアはエジプトを説得すべく《機織》と《工学》を取得し、数ターンに渡り交渉(物理)を実施。無事にエジプトと都市圏を分かち合う体制を確立することができた。無論これはあらかじめ「都市用地を取られるとこちらの分が足りなくなるのでよろしくお願いします」と事前に説明した上でのことなので、断じて初プレイのエジプトへの初心者狩りではないし、都市圏の分配が確立した後のエジプトとの関係は、ゲーム終了まで極めて良好であった。

中盤1

ASTトラックを進めることを優先するため、アッシリアは多少無理して《工学》《農業》《薬》の3つを取得し、鉄器時代目前までノンストップで進めることができた。でもこれはとんでもない悪手で、どんなに交易がうまくいっても1ターンのうちにレベル3進歩を2つ獲得するのは無理な上に(つまりそれ以上トラックを進めない)、トラックで突出するのは血に飢えた蛮族たちにとって格好の攻撃材料である。ピラニアがウヨウヨいる川の中で自ら血を流すようなものだ。そんなわけでアッシリアの領土はローマ、ヘラス、ヒッタイトの3カ国に容赦なく陵辱されてしまう。彼奴らが揃って《軍事》を取っていたために「絶対《軍事》なんか取ったりしない!」と意固地になっていたのも攻撃誘引に拍車をかけてしまった。被害自体はそれほどでもないものの(高レベル災害に比べたら人為的な攻撃は全然マシである)、相当精神的に堪えた。3人に勝てるわけないだろ! いやホントいじめはよくないからね、ゲームだからとか関係ないから。いじめっ子の理論だからそれ。この心の傷はしばらく癒えそうにない。

中盤2

災害によってミノアからローマに寝返ったキプロス島ヒッタイトと組んで襲撃したはいいものの、逆にローマのアッシリア上陸を許してしまう。以降ゲーム終盤までこのローマの進駐軍(通称東ローマ)はアッシリアに貢物を要求し続ける寄生虫となった。ローマは他国に先駆けていち早く《属領国家》を取得しやりたい放題だったので、チャット上で対ローマ包囲網を形成するも、経済封鎖の禁を破ってローマと交易したエジプトが逆に《伝染病》を押し付けられ壊滅するなど、ローマの外交が一枚上手の展開に。結局アッシリアはゲーム終了までローマと和解することは無かった。ちなみにアッシリア領内のローマ進駐軍の始末は結局ヘラスやエジプトに頼ってしまったのでMegaCivサーの姫っぽさがある。

中盤3

このゲームは復興に時間が掛かる。3カ国にボコボコにされた後じわじわと復興しつつあったアッシリアは、《飢餓》と《洪水》の同時発生によりまたしても更地同然に。最終的にこのように埋没した期間が長かったのが最終的なスコアの伸びに影響したのだろうと思われる。ただ3都市以下の状態がずっと続く時期は、今回のゲームではどの文明もある程度経験しているので、復興の時期をどう過ごすかが攻略上のひとつのキーポイントになりそうだ。

終盤

一応の復興が終わり5都市前後を維持できるようになったアッシリアは、西側でミノアやヘラスが仲良く(物理)しているのを横目に、特に波風が立たない中でプレイを継続。交易では親切にし過ぎて、勝利目前のミノアに《果物》2枚組を渡し8枚コンプリートを手助けしまったり、ヒッタイトに騙され全然違うカードを渡されるとも知らずレベル6資源3枚組をまんまと渡してしまうなど迂闊な場面がいくつかあり、反省点である。終盤より前なら親切にする方が有利なのだが……。

まとめ

度重なる海賊の襲撃と迷信の広がりにより都市0までになったミノアが優勝したのを見ると、中盤までが不利であっても余裕で勝ち目があるということが分かる。よく観察すると進歩の選択と交易、特に同じ資源を7枚8枚貯めることができるかどうかが最終スコアに直結している印象がある。逆に災害や戦争は展開上の厳しさはあるものの、それがあったから負けるということはあまり無いというのが、今回のプレイで確信に変わった。
アッシリアの最終順位は4位。ちょうど真ん中である。上位陣はみな、進歩を赤一色に集中させており、レベル3進歩への到達も早かった。アッシリアは橙を進めながら緑に寄り道という感じだったので、クレジットが少なくレベル2進歩の獲得にさえ難儀した。《薬》を取らないで迷わず《交易路》か《記念碑》を狙うのが良かったのではないかと思う。

各国の感想

【ミノア】

ミノアは序盤であれだけ疫病神ポジションだったのに1位になれるのはすごいと思う。魚7枚コンプリートと果物8枚コンプリートがかなり効いていて、交易が上手かったのかなという感じがする。アッシリアとミノアの関係は常々良好で、ゲーム全体を通して交易のお得意様だった。多分直接戦闘したこと無いんじゃないだろうか。ミノアが3都市のときに《迷信》渡しちゃってごめんね! でもちゃんと災害渡すと言って渡したので許してほしい。

カルタゴ

カルタゴアッシリアは交易以外では特に目立った関わりが無く、遠くの文明というイメージだった。交易で騙されるということもなく、むしろ災害を引き取ってもらったりしていたので有り難かった。後半はややリードしていたタイミングで災害と他国の侵攻の両方に見舞われ、伸び悩んでいたように見えた。

ヒッタイト

食えない隣人。ゲーム後半に復帰困難な災害に見舞われていたのが可哀想だったが、こちらを欺いて侵攻してきたり交易詐欺の被害にも遭ったので同情はしない。ただ外交上の偽りも戦術的には理にかなっているように見えた。少し何かが違っていたら自分もああなっていたのではないか、というタイプの敵キャラだ。事実、仲が悪いとき以外は仲良くしていたので、食えない隣人である。

【ローマ】

ローマはアッシリアの領土に非常に長い間居座り、毎ターン資源を要求されたので、アッシリアから見ると寄生虫のイメージしかない。「交易したら貢物の要求止めてあげるよ?」と言われても信じられるかよ! というのも、ヒッタイトが台頭していた時期にヘラスとロ―マとアッシリアの3カ国で共謀してヒッタイトをボコろうという話があったのだが、その後引き上げるはずだったローマ軍が何故かアッシリア残留したので。延々交易封鎖されながらも上位をしっかりキープしているので、外交が上手いのは確か。アッシリアは《軍事》が無いので結局自力では追い出せなかった。《属領国家》強い。

【ヘラス】

あるときは敵、あるときは味方というルパン三世でいう不二子ちゃんポジションである(アッシリア視点)。ローマとヒッタイトを煽動してアッシリアに攻めてきた件は許していないが、《属領国家》を取得しながら貢物をたまにしか要求してこなかったので交易相手になることが多かった。また、ラストターンに自分の都市を捨ててまでミノアのゴールを止めようとしたのは感動した(結局失敗してしまったけど)。後半はローマやミノア、ヒッタイトとずっと戦っていたイメージ。

【エジプト】

序盤はいくら自国のためとはいえ初プレイ相手に3都市同時攻撃などを仕掛けて申し訳ない気持ち。ただアッシリアが自国の領地を確保した後は、ずっと良き隣人だった。交易は偽らないどころか、お互いに次のターンに持ち越したいカードを任せるなど蜜月関係。ありがとうございます。終盤は《一神教》でアッシリア内のローマ軍を焼き払うなど黄金の精神を見せてくれた。ジョジョの主人公みたいだ。その《一神教》でラストターンにしれっとアッシリアの都市(最終スコア1点分)を持っていかれたのだが、些細なことである。

おわりに・次回に向けて

次回開催があるとしたら、外交関係とマップの広さを思うと9人でプレイしたいところ。外交の選択肢が広い方が、好きなだけチャットなどで話し合いのできるオンラインの強みが活きると思う。戦争が本当に辛かったので参加するかどうか即決という感じではないが、とても楽しかったのは事実である。
最後に、4ヶ月以上の長い間ともにゲームをプレイした皆さんに感謝の言葉を述べたい。自分はあまりTRPGのオンラインセッションやMMOをプレイしないので、このようなロングゲームは貴重で得難い体験であった。あとゲーム進行をよく止めてしまってすみませんでした。最後までプレイできたのも皆さんのおかげに他なりません。本当にありがとうございました。お疲れ様でした。